@祖霊舎(それいしゃ・みたまや)・御霊舎(ごれいしゃ・みたまや)
A霊 璽(れいじ・みたましろ)
B霊 号(れいごう・神霊号・送り名)
C奥都城(おくつき)・奥津城(おくつき)
@ 祖霊舎
神道では仏壇にあたるものが祖霊舎です。
死後、御霊(みたま)を霊璽(れいじ)に移しますが、その霊璽を納めるところが祖霊舎(それいしゃ)です。
A 霊 璽
霊璽(れいじ)は、故人の「御霊(みたま)」が宿られる「御霊代(みたましろ)」のことで木主(もくしゅ)とも言います(仏式では位牌)。
神聖なもので、もっとも丁重に扱わなければなりません。五十日祭後、祖霊舎にお移してお祭りします。
B 霊 号
霊号(れいごう)は、故人が「神霊」として祀られていることを象徴する「諡名(おくりな)」です。
神道では、御霊は「神」としてあるいは家族・親族や子孫の行う「先祖まつり」をうけることにより、やがて「神に昇化される御霊」として崇め敬います。霊号は、年齢・性別によって、その氏名の下につく尊称に違いがあります。「命(みこと)」「大人命(うしのみこと)」「翁命(おきなのみこと)」「刀自命(とじのみこと)」「媼命(おうなのみこと)」などです。
C 奥都城
お墓のことです。「おくつき」と読み、奥都城または奥津城と書きます。墓石には「○○家之奥都城」と書きます。墓石がない場合は墓標を立てますが、その場合には「○○大人(刀自)命之奥都城」のように書きます。
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